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2010年02月22日

工房内の絵付けのダミです。

この前の絵付けとはまた違い、染付(下絵付け)の線描きではなく

有田の専門用語でだみ(濃み)と言います。

線描きしているところに、絵具でぬっていく技法です。

画像のように入れ物の中に絵具が入って、均一に色がなるよう常に磁石を入れ

回転しています。



この大きい筆(専門用語でダミ筆)で色をぬるのは、筆にいっぱい絵具を含ませ、後は指先で押したりして

絵具の出を調整いたします。

たとえばスポイドを押せば水が出ますよね・・・・・こんなイメージと思われれば

ただ熟練の職人さんでなければ、絵具の出や入りはかなり難しいですね。

多ければ絵具が流れてしまうし、少なければ色が薄くなったりしますので

絵具の表面張力を利用して、筆で絵具を引っ張っていく感じでぬるような感じかな・・



うまく表現できないけど、少しはわかりますかね。

ちなみに有田の筆はすべて広島からきてます。

広島より車に筆をたくさん積んで、窯を巡回されてます・・・2ヵ月に1かいぐらいかな。  


Posted by 窯主 at 09:00Comments(0)草山窯の風景