有田焼  木賊

窯主

2008年11月14日 12:00

縞文様

 「縞」は大変に粋な柄として江戸時代より町人の間でもてはやされ大流行した文様です。浮世絵にも粋な女性や男性が縞柄の着物を色っぽく着こなす風情が多く描かれています。
古来、日本語では縞は筋(すぢ)と呼び、桟留縞・べんがら縞などの渡来品の筋ものを「島もの」と呼んで区別し、「縞」の字を充てた。江戸時代中期より木綿の流通とともに縦縞が流行し、庶民の服装へも大いに取り入れられた。

中世ヨーロッパにおいては、縞模様は悪魔の模様と見なされ、犯罪者や異端者は縞模様を身につけることを強制された。 逆に、悪魔が嫌う縞模様のパターンも存在し、寝間着やお守りの柄として使用された。

日本では平安期には、縞模様はその単調さが嫌われ、着物の柄としてはあまり用いられなかった。 戦国時代にはいり、武士が鎧兜の威糸によって作られる横縞模様に意味付けを行ったことから、 武士の家柄や階級を表す模様とされた。 鎌倉時代から江戸初期にかけ、望月間道(もちづきかんどう)や甲比丹(かぴたん)といった縞模様の布が 中国やインドから名物裂として輸入されたことから見直され、着物の柄として使われるようになり、 「縞のお召し(縦縞模様のお召し縮緬の着物)」が粋の象徴とされるまでになった。





料理は くきわかめとあげのおひたしです。

ちょっとした絵柄のうつわが、料理を引き出させてくるっばい。
こいは健康的でどがんでんうまかばい・・・・

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