有田焼  盛り器

窯主

2008年12月03日 12:00

向う盛り器



このうつわはある料理やでのうつわの使い方(なべの材料を乗せられていた)

をヒントに造りました。

普段は家で鍋ばすっときは、テーブルがどがんでんよんにゅなって

材料・肉や魚、そいにご飯や取り皿どがんでん場所ばとって、

大変かばい。

そがん時にこのうつわに具ば入れて、1人前づつ出すこともでくっし

材料ごとに入るっこともでくっばい・・・

かさないもでくっし、木蓋ばすっことによって、蓋もんにもはや代わり

正月のお重にもでくっとやっけん。

多重途にでくっ向う盛り器やっけん。

赤絵・・・万暦赤絵

明末のころになると陶磁器の生産が停滞し、その質は低下した。夥しい文様も省かれ、空間の多い絵柄のものが多く出回るようになった。このうち万暦年間に作られ、日本にもたらされたものが『万暦赤絵』と呼ばれるものである。 これは、隙間が程よく開いているのが日本人のわびさびの感性と合致して、名品としてもてはやされた。万暦年間の陶磁器を珍重するのは、日本だけの文化である。


文様は  万暦赤絵

染付けとは違い、赤絵の艶やかさばもった絵付けばい。

食卓にいっちょはもっときたかばい・・・

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